なぜ電力自由化が必要か
column_kiso3.jpg

日本の電気料金は、海外と比べて比較的高いとされるドイツよりも20%、電力改革が進んでいる英米より30%も高く、あらゆるコストの徹底的な洗い直しが求められています

この電気料金が値下がりし、外国並みに単価が低下すると言うのが電力自由化の最大のメリットと言えましょう。

電気代の低下により産業強化が起こる

よく企業間で聞く言葉に、「高コスト構造の是正」と言う言葉があります。あらゆる産業の基盤となっているのが電気料金と言うのは周知の通りです。

その電気料金が低下すれば、産業全体が強化され、国際競争力も強化されると言うものです。

こうした傾向が強まれば、今各業種間で問題視されている国内産業の空洞化も、ある程度是正されるのは確かと言えましょう。

家庭にとっても強い味方

一方家庭においても電気料金の低下は、オール電化が進み、物価全般が高騰する現代において、どれだけ家計の助けになるかわかりません。

競争原理の導入により、市場参加者が生き残りを賭けて、経営の効率化を進める結果、電気料金の基盤となる原価が、低下する今回の電力自由化は、日本の産業界においても、家庭においても、不可欠と言わねばなりません。

今消費者のニーズや価値観は、多様化しています。そんな中、電力の自由化導入は、よりサービスの内容も多様化し、様々な需要に応えて行けるようになることが求められています。

そうした傾向はますます顕著になることが予想されます。今電力の自由化の必要性は産業、家庭にとってどれだけ強い味方になる事でしょう。

公益事業としての公平性・安定性が必要

しかし一方では懸念される事項もあることは確かでしょう。短期的な利益を追求するあまり、将来を見込んでの設備投資が低下することも予想されます。

また需要家間の公平な料金設定が難しくなる、コスト重視の為、環境への配慮が薄れるなどの弊害が予想されます。

こうしたことを考えれば、今後さらに電力自由化を進めるには、公益事業としての公平性・安定性を維持しながら慎重な制度設計が必要となるでしょう。

 
関連記事
  • 電気にも品質はあるのか
  • 部分自由化について
  • 何をどう自由化するのか
  • 電力の自由化とは
  • 電力自由化への道
  • なぜ電力自由化が必要かの口コミ投稿!

    この記事にコメントを投稿する