電気代の決まり方

毎月支払う電気代ですが、「総括原価方式」により決定されます。では具体的にどのような要素が電気代に影響するのでしょうか。

燃料代と発電施設

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まず発電するのに必要なものを見ていきます。発電にあたり、もっとも費用がかかるのが燃料代です。

日本は火力発電がメインのため、石油、石炭、天然ガス等が燃料として使われます。そのため原油価格や円相場が燃料代に大きく影響すると考えられています。

次に発電施設が必要です。電気は貯めおきすると目減りするため、使う分をそのときに発電する必要がありますが、一度に大量に電気を使うためには大量の発電所が必要になり、追加の発電施設が必要となります。

そのためみんなが電気を使う夏季や昼間は電気料金は高めに設定され、逆に深夜は発電設備に余裕があるため、料金は安くなります。

送電・配電施設

発電した後の電気は、送電・配電施設を通して家庭に供給されます。この送電・配電施設は発電施設以上にお金がかかっています。

電力自由化では発電事業は新規参入で競争が起こると考えられていますが、電気代がどこまで安くなるかは、送電・配電部門の効率化にかかっていると考えられています。

その他費用

ここに設備投資などの建設費用、資金調達のための利息、電気代以外の収入などを足し引きされ、電気代に含まれます。また現在は、再生可能エネルギー発電促進賦課金と、太陽光発電促進付加金が加算されています。

これら料金にかかる費用は法律により定められていますが、自由化された後にどうなるかはまだ不透明な状態です。今後の制度整備に期待したいです。

環境に恵まれれば安くなる

電気代は燃料、発電施設、送電・配電に影響されますが、ここでカナダのケベック州の電気料金を見てみましょう。

ケベック州の電気料金は1kWh(キロワット時)あたり7.06円です。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bで19.43円なので、半額以下となります。制度上の違いもありますが、この料金の安さはケベック州の恵まれた環境にあります。

ケベック州は湖が多数あり、また大規模な水力発電所が多数建設されています。また昔から電気を大量に使うアルミ精製産業があり、非常に発電・送電インフラが整っていることが大きいとされています。都市部の近くから発電・送電するため、送電コストも抑えられていると考えられます。

電力が自由化されれば、日本でも温泉地の地熱発電の近くなどは、電力が安くなるかもしれません。

 
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