電気代が安くなる?

電力自由化では、電力事業者間の競争が起こり、
電気料金が安くなるといわれていますが、実際はどうなるのでしょうか。

今、安くなっているのか

段階的に電力自由化が進めれていますが、現在の自由化部門である50kW(キロワット)以上の契約で、電力事業者を乗り換えた例を見てみます。


両例とも、電気代は約1割ほど安くなっています。
つまり自由化により、1割くらいは安くなるのではないかと期待できます。

他の国では安くなっているのか

ここで海外の例をみてみます。
細かな制度の違いはありますが、電力企業間で競争を促すという形での自由化は世界各地で進んでいます。

では自由化を進めて電気料金はどのように推移したかというと、
ほぼすべての国で電気料金は上昇しています。

自由化で安くならない理由

自由化で電気料金が安くなった例は今のところないですが、 安くならない理由は様々です。 電気代には燃料費が大きく影響しますが、燃料費の大半である原油価格は上昇しています。そのため燃料費の上昇分は電気代は高くなります。

また電力市場では、競争とともに電気の争奪戦が行われ、
需要が高くなると過剰に電気代も高くなることが起こるようです。

海外の自由化に伴う料金の変化とその解説は、経済産業省内の以下の資料に詳しいです。
平成24年度電源立地推進調整等事業 報告書

特に13ページの「成果の要約」にご注目ください。
燃料費の上昇があるが、それ以上の価格上昇の傾向が見られると記載があります。
これらを考慮すると、自由化すれば単純に安くなるわけではないことが分かります。

納得できる料金に

安くならないなら、自由化のメリットは何でしょうか。


一番のメリットは、高くなる・安くなる理由がはっきりわかることではないでしょうか。
自由化されると、各企業独自に燃料を調達し、それぞれの発電所で発電し、
それぞれの方法で売電します。避けられない価格上昇もありますが、企業努力により値下げも分かりやすくなりますし、なにより自分で会社を選べるようになります。

談合や不透明な資金流入など、消費者にとって理不尽な企業の行為は排除されていくものと思われます。

価格の上昇・下降はあるものの、その理由がちゃんと説明され、料金に納得できるようになるのが自由化の最大のメリットではないでしょうか。

 
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